オープンデータを活用したデジタル地図サービスをリリース - MIERUNEとMapTilerが提携、日本のロケーションサービス市場を拡大 -
Published on Jan 24, 2020, 大阪市, 日本

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地理空間技術のスタートアップ企業であるMIERUNE(TM)(本社:北海道札幌市)は、デジタル地図プラットフォームである MapTiler(TM)(本社:スイス)と新しいパートナーシップを締結し、日本市場に最適化されたデジタル地図サービス「MIERUNEマップ」の提供を開始します。
MIERUNEは、「地図のウィキペディア」とも呼ばれる誰でも自由に利用可能な「OpenStreetMap」とその他のオープンデータを活用して、「MIERUNEマップ」と呼ばれるデジタル地図サービスを日本市場に提供しています。 GoogleMaps(TM)や他の独自のデジタル地図サービスに代わる柔軟な代替手段を希望するユーザーによって広く支持されています。
今日、MIERUNEはMapTiler社と提携して 「Maptiler.JP」 を立ち上げ、MapTilerのプラットフォーム上での日本市場向けデジタル地図サービス「MIERUNEマップ」の提供を開始しました。
これまでMapTilerはヨーロッパを中心にサービスを展開し、NASAやRed Bull, IBMなど世界中の企業から支持を受けています。MapTilerが配信する地図はすでに毎月20億ユーザからのプレビューを記録しています。
今回の提携により、MapTilerにおいて、日本市場に特化したデジタル地図サービスが提供されるようになり、日本語での柔軟な技術サポートやコンサルティングの提供が実現します。
MIERUNEは、MapTilerのデジタル地図サービスと、オープンソースのウェブGISやデスクトップGISとを組み合わせたシステムの受託開発も積極的に進めていきます。
なお、Maptiler.JPの地図のスタイリングは、Apple Inc.の元カートグラファーで現在MIERUNEの社外取締役の森亮(もりとおる)氏が監修しています。
MIERUNEの代表取締役である朝日孝輔(あさひこうすけ)は次のように述べています。「Maptilerと協力してMaptiler.JPを立ち上げたことを非常に嬉しく思います。我々の高品質のマップは、日本のユーザーだけでなく、世界中のユーザーも使用できます。」
MIERUNEマップの特長
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オープンデータを活用し、日本に特化した地図を配信 地図データはOpenStreetMapをベースに国土地理院が公開するオープンデータを採用。全世界をカバーする高解像度空中写真には国土地理院の空中写真がシームレスにつなげられています。また、ユーザ独自のデータを追加することも可能です。
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高いコストパフォーマンス ユーザはMapTilerを採用することでライセンスの自由度が高い地図の利用と最大80%のコストカットを実現します。
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美しくカスタマイズ可能な地図表現 MapTilerでは日本の地図表現に特化したMIERUNE独自のスタイルの提供を開始しました。専用のカスタマイズツールよる地図スタイルのカスタマイズで、ユーザはブランドイメージにマッチしたスタイルを自由に作成することが可能です。
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開発者向けにフレンドリーな仕様 MapTilerでは一般的な地図に特化したオープンソースのウェブ用JavaScriptライブラリから、 Android、iOSのモバイルSDK、ゲームエンジンやデスクトップGISまで、あらゆるニーズに対応した配信形式を提供しています。また、MIERUNEでは導入に必要な各種サポート、MapTilerを活用したシステム開発やコンサルティングにも対応してます。
株式会社MIERUNEについて
MIERUNEは、2016年設立の北海道札幌市にある地理情報システムのスタートアップ企業。OpenStreetMap(オープンストリートマップ)などを活用した「MIERUNE地図」のサービスを展開し、Googleマップなどの商用地図配信サービスに替わる選択肢として、数多くのユーザーに採用されています。また、「QGIS」をはじめとした、FOSS4G(地理空間情報分野のオープンソースソフトウェア)テクノロジーに精通しており、その活用コンサルティング事業およびGISシステム開発事業を展開している。
MapTilerについて
MapTilerはスイス発のデジタル地図プラットフォーム。MapTilerを利用することでユーザは企業や組織のブランドイメージにマッチした地図のカスタマイズ、ウェブサイトやモバイルアプリへの導入、ユーザ独自のプロダクトからの再配信が可能。